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善通寺で真の暗闇に出逢う!

善通寺で真の暗闇に出逢う!_a0020777_22643.jpg昨日に引き続き善通寺(写真)での体験。

五重塔から外に出た我々は御影堂という、まさに空海が生まれた聖地に建つお堂へ向かいました。
そこには「戒壇めぐり」との見慣れない文字が。

善通寺のパンフレットによれば「仏様に見守られながら、闇の中を心静かに進みゆく精神修行の場、それが戒壇めぐりです。」とのこと。
つまりお堂の地下に100m程の真っ暗な回廊が造ってあり、真言を唱えながら進むといった修行の一つなのです。

もちろん体験してみました。

大きなお堂の入り口で「戒壇めぐり」の申込みをし、指示に従って履き物を脱いでお堂の中に作られた階段を降りていきます。
するとすぐに暗闇が目の前に広がります。
指示の通りに左手を伸ばし壁をつたいながらゆっくりと奥へ。
全く何も見えません。
ただ手の感覚だけが頼り。
こんなのは生まれて初めてではないかと思うくらいの真っ暗闇。
自分の手さえも見えません。
回廊はぐるぐると右に折れ左に折れ、そろりそろりと進むしかない状態。
数十mも進んだ頃でしょうか、回廊の先にぼんやりと明かりが見えてきました。
明かりの方向へ進むとそこは広間になっており空海の像がありました。
そこは空海が生まれた場所のちょうど真下にあるのだとか。
しばらく空海の像を眺めまた回廊へ。
すぐに真っ暗闇になります。
また左手を伸ばしそろりそろりと。

あとで資料を読むと、この回廊の足下には四国八十八カ所の砂が敷き詰められ壁には仏様の画が書かれているそうです。

視覚を全て奪われ身体の感覚だけで行動するとは何と心細いことか。
普段敬虔さとは無縁の人間なのですがこのときばかりは神妙な心もちになってしまいました。

そして出口の明かり。
やっと上へと続く階段が見えてきて、登ると「戒壇めぐり」前は薄暗いと感じていたお堂の中が眩しく感じられました。
それから宝物館と空海が生まれた場所と産湯に使われた井戸を見学して外へ。

いろいろと貴重な体験ができた善通寺でした。


本日の1曲:
『Washing Of The Water』
(Peter Gabriel『Us』←CD)

Peter Gabriel Web Site
Peter Gabriel, Amazon
Commented by sora_050 at 2004-06-17 09:46
兄さん!気づいたけど、サザエさんぽい(笑)。オープニングね(笑)。
Commented by stepbros at 2004-06-17 10:23
サザエさんって20年以上見てないからオープニングって言われてもわかんないぞ。
深層心理での影響か!? 恐るべきサザエさん。
Commented by sora_050 at 2004-06-17 10:24
あれだよ。いろんな名所にサザエさんがいるやつ。
深層心理かー。そうかー。(納得)
Commented by stepbros at 2004-06-17 12:14
>sora_050
あ〜、わかった(笑)。そういうことね〜。
Commented by cubicstyle at 2004-06-18 00:04
サザエさん頭の気球が飛ぶアレですわ。
Commented by stepbros at 2004-06-18 00:36
>cubicstyle
あれ? 気球が飛ぶんだっけ? え、頭の気球!?
わからぬ・・・・。
by stepbros | 2004-06-17 02:27 | 旅の想い出 | Comments(6)

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