善通寺で五重塔に登る!
2004年 06月 16日
香川県善通寺市の善通寺は空海が生まれた場所に建っており、真言宗善通寺派の総本山で四国八十八カ所霊場では75番札所に当たります。
昔何かの本を読んでいると、「学校で日本史を習うまで御大師さまに空海という名前が付いているなんて知らなかった。」という香川県民の声があって、その人が平均的香川県民かどうかは知らないけれど、何だかカルチャーショックを受けたのをここ善通寺を訪れた時に思い出しました。
広大な敷地内にはゴールデンウィークということもありたくさんの人。一般の観光客とお遍路さんが半々くらいの割合。
しかし広いっすね。その広い敷地内は石仏やお堂があちこちに。
とりあえず我々は隅から隅まで散策するぞと案内を見ながらブラブラ。
すると五重塔(写真)の辺りにたくさんの人だかり。
「どうしたどうした」と行ってみればゴールデンウィークの間は五重塔に登らせてもらえると書いてあるではありませんか!
もちろん登りましたよ。
1階部分にはご本尊と思われる金の仏像があり、その脇のもの凄く急な階段、傾斜角75°くらい、しかも狭い、しがみつきながら登って2階へ。
中央にはたぶん最上階まで届く太い柱。
そろりそろりとテラス(?)に出ると歴史の重みに耐えかねたか外に向かって傾斜した回廊ともの凄く低い手すり。高所恐怖症の僕にはたまらなく怖い場所。
それでも好奇心に突き動かされて回廊を1周廻ることに。しかし上方は保護のため網がかけられていて中腰になるのが精一杯なスペース。ほとんど四つんばいに近い格好で1周廻って息を整え建物の中に。
あ、眺めは良かったですよ。
公開していたのは2階までで3階へ通じる階段は封鎖してありました。
そして狭く急な階段にしがみつきながら1階へ、そして外へ。
人生で初めて五重塔に登りました。
全国で五重塔に登らせてもらえるところってどのくらいあるんでしょうか?
五重塔入門 (とんぼの本)
藤森 照信 前橋 重二
本日の1曲:
『Bania』
(Hassan Hakmoun And Zahar『Trance』←CD)
→Hassan Hakmoun Web Site
さて、日本に五重塔はいくつあるんでしょうか?
塔にはどういう意味付けがされてるんでしょうか。
五重塔はもともと釈迦の骨を納めるストゥーパが原型だと聞いたことがありますが、日本に幾つあるのかは見当がつかないです。