A Japanese Girl from London -Roman Holiday- Part 1
2004年 05月 20日
バルベリーニ広場のすぐ近くにある骸骨寺を訪れた。
階段を登り入口のオジサンに拝観料を払って奥へ階段を下りると薄暗い石造りの廊下が続いており、その廊下の左側に石窟が5つある。
ひとつ目の石窟には祭壇が作ってあり、壁のレリーフには「私たちはかつてあなた達と同じように生きていた。あなた達はいずれ私たちと同じような姿になる。」といった文章が刻まれている。
ふたつ目以降の石窟を見ると、壁はおびただしい数の頭蓋骨で埋められ、十字架を手に持ち、修道衣を身にまとった骸骨が立っている。石窟を照らす燭台も骸骨、天井から下がるシャンデリアも骸骨、目に映るものはほぼ全て骸骨で出来上がっている場所だ。
石窟から流れる神聖な空気に圧倒されて僕は身動きが出来なくなったような気がした。
しばらくすると僕の中にある好奇心が動き出し、体中の様々な骨を組み合わせて作られた装飾や「かつて私たちと同じように生きていた」修道士の姿を丹念に見つめる。
一体誰がどのくらいの時間をかけて、何のつもりで作ったのかは知らないが、何となく心が洗われるような気がした。
そのうちに悪しき日本人的習性、「心を動かすモノを見たら写真に残さずにはいられない」衝動が湧き上がってきた。
しかし入口にはイタリア語と英語で「撮影禁止」とハッキリと書いてあったし、とても写真なんか撮れる雰囲気じゃない。でも撮りたい。この暗さではフラッシュをたかないと撮れない、けどそんなことは出来ない。手持ちじゃブレるし、それよりなにより何秒もカメラを構えていたらバレて怒られるに決まってる。うーん、でもやってみようか。などと思いながら、こっそりデジカメを鞄から取り出したとき、突然話しかけられた。
「やっぱり写真に撮っておきたくなりますよね。」
「(バレた! え・・・日本語?)」
気がつけば僕のとなりに20代前半の可愛らしい日本人女性がカメラを持って立っていた。
Part 2へ
本日の1曲:
『Good Morning Britain』
(Aztec Camera『Stray』←CD)
→Aztec Camera(Roddy Frame) Web Site
→
でも骸骨寺いってないんだよなー、あたし。
ローマ行きてー。ああいう歴史を感じる町並みをみたい。
高層ビル群じゃなくて。
町を歩くと歴史の中に佇んでるって感じがするよね。
聞いた話によると未だにローマ帝国時代に作られた下水を使ってるらしい(!)
また行きたいんだよなあ。
骸骨寺ってガイド本とかにはあんまり乗ってないからね、
観光客少なくてオススメ。
・・・僕の辞書には睡眠という文字も見あたらないぃよぉぅ。
わたしはヨーロッパ経験がない。海外旅行はグアムしか経験がないのです。来月ハワイだけども。
ヨーロッパ、憧れます。音楽のルーツがあるような気がするので。
おいしそうなすいみんを見つけました。
http://www.japan-ss.co.jp/