創作ネットワーク委員会＋Ort-d.dプロデュース「昏睡」

地方で活動しているいろんな劇団の人たちが集まって作られた、7組の男女によって構成されるオムニバス作品。山口情報芸術センターで観てきました。

[戦場]
出演：寺田剛史(飛ぶ劇場・北九州)
　　　あべゆう(こふく劇場・宮崎)

[文明]
出演：岡田宗介(東京)
　　　市川梢(東京)

[退屈]
出演：有門正太郎(飛ぶ劇場・北九州)
　　　橋本茜(飛ぶ劇場・北九州)

[接合]
出演：山路誠(ユニークポイント・東京)
　　　上元千春(こふく劇場・宮崎)

[時刻]
出演：国崎砂都美(POP THEATRE Я・山口)
　　　西田純子( POP THEATRE Я・山口)

[夢想]
出演：宮島健(東京)
　　　三橋麻子(東京)

[遺骨]
出演：泉陽二(東京)
　　　田丸こよみ(東京)　　　他全員

何人かは上手い方もいらっしゃったけど基本的に役者さんが下手だなあと思いました。
とくに身体の使い方が下手だなあって感じ。
首から上はいろんな声を出したり表情を作って感情を表そうとしているのに首から下は無表情、コントロールされずだらしない身体の演技に辟易。
好みの問題なのかも知れないですけどね、でもさあ、今の時代を生きてるならさあ、もっと身体性についてのクローズアップがなされるべきなんじゃないのかなあと思いました。

なーんか前頭葉だけで作られたお芝居って感じ。
どうせ脳みそ使うならもっと脳下垂体とか海馬とか大脳皮質とかも使えば良いのになあ。

あとね、見終わった後に教養って大事よねって思った。
教養ってさ知識の集積のことじゃなくって、自分より優れた存在を自分の延長線上に認め、認めることによって生じる節度に従う精神であり、可能性を現実のものとして感じる能力なのだと思うわけです。
だから好奇心や探求心が生まれてくると思うわけです。

今回のお芝居を観ていて「この人教養なさそうだな」って数人の役者さんだったり演出家さんだったりに感じてしまった。
そういう人に対してお金を払いたくないなあ。

うーん、オモシロくなかった。。。
いや一部のシーンや役者さんはオモシロカッタけど。。。


本日の１曲：
『One Day』
（Björk『Debut』←CD）

→Björk Web Site