雨の高知城
2004年 07月 01日
この日は雨だったのですが「濡れた石垣は風情があるね。」などと負け惜しみを言いつつお城へ登ります。
写真は高知城の追手門(正面玄関の門)から撮ったもの。
山頂の本丸以外の遺構は石垣以外残っていませんがなかなか立派な作り。
途中板垣退助の銅像や初代藩主山内一豊の妻の銅像なんかがあります。
このお城は土佐初代藩主、山内一豊が関ヶ原の戦功により遠州掛川より入封し築城されたもの。だからこの高知城は掛川城にそっくりらしいです。
そして本丸。
ここは往時の姿がほぼそのまま現存しているのでお城好きに方々にはたまらない場所だと思います。
天守閣に隣接して建てられている御殿玄関で靴を脱いで中へ。
書院には藩主と家臣との対面の間があり、そこには武者隠しと呼ばれる外部から判らないように控えの武士を隠しておく小部屋などがありこれだけでも楽しめました。
また僕らが行った日には欄間の展示もされており、こういう日本建築好きな僕ははしゃいでしまいました。
そしていよいよ天守閣へ。
1階は土佐出身で幕末の日本を舞台に活躍した坂本龍馬、山内容堂、板垣退助などの解説や、高知城の歴史などのパネル展示がされていました。
そこで「ふむふむ」と解説を読んでいると、パネルを1枚1枚バシャバシャと一眼レフで撮影しながら足早に人混みを駆け抜ける中年女性が出現。
僕らがあっけにとられている間に全てのパネルを取り終え天守閣の最上階へ向かって去っていきました。
家に帰ってからじっくりと写真を見て解説を読もうって魂胆なのでしょうか。
でもそんな楽しみ方ってなんだかつまらないような気がするのですけどね。
その後我々は天守閣内部をじっくり楽しみながら最上階へ。
最上階からは高知市内が一望できて非常に気持ちのいい場所です。
とはいえ高所恐怖症の僕は相変わらず手のひらにジットリと汗をかいていたりしたのですが。。。
あと上から高知城を見下ろしてみると複雑な縄張りや櫓の配置から、ここもやはり戦闘用の要塞なんだなと再認識しました。
やっぱりお城って楽しいっすね。
本日の1曲:
『My Heart Beat Like A Hammer』
(Fleetwood Mac『Peter Green's Fleetwood Mac』←CD)
→Fleetwood Mac Web Site
やっぱり当時をしのばせるような、遺構が残っていたらかないませんね。