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サッカーW杯 イングランド代表 vs ポルトガル代表

ここまで守備の堅さは光るが攻撃陣の調子が上がらないイングランドと、良い内容の試合で勝ち上がってきたが攻守の要のデコを出場停止で欠くポルトガルとの戦い。

堅い守備が持ち味の両チーム、試合は互いに良いかたちでフォワードへのボールを入れることが出来ず、ポルトガルはクリスティアーノ・ロナウドとフィーゴがドリブルで崩しにかかり、イングランドはジョー・コール、ジェラード、ランパード、ベッカムの分厚い中盤の連携で崩しにかかる展開。
しかし双方ともに決定機を作り出すことが出来ず膠着状態。
ポルトガルはデコの不在が、イングランドはオーウェンの不在が響いているように感じる。

前半は無得点のまま折り返す。

後半も引き続き一進一退の攻防。
しかしイングランドは後半7分にベッカムが負傷交代、後半17分にはなんとルーニーが一発レッドカードで退場となってしまう。
攻撃の要の選手を欠いてしまうイングランド。
苦しい展開となってしまう。

ベッカムに代わって入ったのはレノン、ルーニーが退場した後は好調だったジョー・コールに代えてクラウチを投入。
しかしイマイチ調子の上がらないジェラードとランパードの影響もあり攻撃に冴えがなく、カウンターを仕掛けるも得点に結びつかない。

しかしポルトガルもイングランド守備陣を崩すことが出来ない。
積極的な選手交代とポジション修正で揺さぶりをかけ続けるが、落ち着いたイングランドディフェンダーに跳ね返され続けてしまう。
数的優位を生かせないポルトガル。

結局両チームとも攻め手を欠いたまま試合は延長戦に。

圧倒的にボールを支配するポルトガル。
両サイドを起点に攻撃をしかけるもイングランドの堅い守備に阻まれてペナルティエリア内に侵入することが出来ない。
イングランドは守備をがっちり固めて「ここぞ」という時に人数をかけてカウンター攻撃を仕掛けるが、決定的なチャンスを決めることが出来ない。
我慢比べは終わることなく0対0のまま延長戦も終了。

ついにPK戦で決着をつけることになってしまう。
ポルトガルゴールキーパーのリカルドがランパード、ジェラード、キャラガーの3人のシュートを止める大活躍。
最後のキッカー、クリスティアーノ・ロナウドが冷静にシュートを決め、PK戦の結果は1対3でポルトガルの勝利。

今大会は運に見放されたようなイングランド、準々決勝で敗退となってしまいました。
やっぱオーウェンの怪我、んで今日のベッカムの故障が響いた感じだな。
しかもそれをカバーすべきランパードとジェラードがイマイチな出来では仕方ないかな。
あ、でもルーニーは何をやってんだかってのも大きいぞ。

そして苦しい展開を粘りで勝ち上がったポルトガル。
ホントにしぶとい良いチームになりましたねぇ。
スコラーリ監督の手腕なんでしょうね。さすが前回優勝監督。

こうなりゃ是非ともブラジルに勝ち上がってきてもらって欲しいな。
んで前回大会の監督率いるチームと争って欲しい。
さてブラジル対フランスがどうなるやら、楽しみです。


本日の1曲:
『Curuncula』
(Psapp『Northdown』←CD)

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by stepbros | 2006-07-02 03:42 | 蹴球的雑感 | Comments(0)

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