サッカーW杯 ポルトガル代表 vs メキシコ代表
2006年 06月 22日
試合の立ち上がりから得意の短いパス回しでメキシコが攻める、しかし先制点を決めたのはポルトガル。
中盤のマニシェが左サイドにいたシモン・サブローサにパス、そのままドリブルで相手ゴール前に切り込み、メキシコディフェンダーを引きつけたところで中央に折り返し、走り込んできたマニシェがダイレクトで合わせる豪快なゴール。
浮き足立ってしまうメキシコ、それにつけこむポルトガル。
さらに前半24分ポルトガルの攻撃、フィーゴが上げたコーナーキックのボールをメキシコのマルケスが思わず手で触ってしまいPKの判定。
これをシモン・サブローサがきっちり決めてポルトガルが2対0でリード。
苦しくなるメキシコ。
もしこれがいまの日本代表なら完全に浮き足立ってしまいガラガラと崩れてしまうんだろうけど、ここで踏ん張るのがメキシコ。徐々に落ち着きを取り戻し再び攻勢に出る。
前半29分のメキシコのコーナーキックのチャンス。
フォンセカが巧い動きで相手のマークを引き離しヘディングでゴールを決める。
これで2対1、メキシコの素晴らしいゴール。
その後もメキシコが攻めるが得点ならず、前半終了。
後半開始からメキシコはディフェンダーのロドリゲスに代えてジーニャを入れ、中盤に起点を作りポルトガルを攻め立てる。
そして後半12分にジーニャからの崩しでフォンセカがシュートを狙うがポルトガルのミゲルが手で止めたという判定でメキシコがPKを得る。
蹴るのはこれまでの2試合で2得点のブラボ、しかし蹴ったボールは枠を大きく外す。
大きなチャンスを逃したメキシコ。
さらに後半15分、ポルトガルのペナルティエリア内でメキシコのペレスが倒されたかに見えたが、シミュレーションとみなされペレスがこの日2枚目のイエローカードで退場。
じりじりとしたメキシコの心理状態、プレッシャーからか自分たちのサッカーをやりきれないからか、どこか歯車がかみ合いきれずに得点に結びつけることができず、退場者まで出してしまう。
1人少なくなったメキシコだがそれでも果敢に攻め続ける。
しかし最後の最後で決定力を欠き、結局このまま試合終了。
結果は2対1でポルトガルの勝ち。
そして同時刻他会場の試合、イラン対アンゴラは1対1の引き分け。
これでグループDの決勝トーナメント進出チームは1位でポルトガル、2位がメキシコとなる。
負けはしたものの毎回良いサッカーを見せるメキシコがなんとかグループリーグ突破。
ポルトガルは苦しみながらも3連勝で格の違いを見せつけた感じ。
そしてまたもやアフリカ勢とアジア勢は敗退。
本日もまさに静かな大会と呼ばれるにふさわしい結果でしたね。
本日の1曲:
『Calm Down』
(Psapp『Tiger, My Friend』←CD)
→Psapp Web Site