サッカーW杯 メキシコ代表 vs アンゴラ代表
2006年 06月 17日
さすがに連日試合を観続け、しかもアルゼンチン戦、オランダ戦のあとにもう1試合みると集中力が続かなくなりますね・・・、といいつつ観てるんですけど・・・。
試合序盤からメキシコのペース。
細かいパス交換で崩しにかかるメキシコにアンゴラが圧倒されてしまう。
しかしアンゴラは初戦でも見せた粘りでメキシコに決定的なシーンを作らせず、集中力を高くキープし続ける。
そしてメキシコの速いパス回しに慣れてくると、だんだんとアンゴラにも攻撃のチャンスが作れるようになってくる。
だがメキシコの守備能力も高い。
細かくラインを統率し、下がり目のミッドフィルダーとコンパクトな守備ブロックを形成し、早めのラインブレイクでマンツーマンの対応をし、相手フォワードに決定的なシュートを打たせない。
ホントに素晴らしい組織的な守備。
対するアンゴラも相手がボールを持つと早めに自陣に帰り、ディフェンダーが中央にコンパクトに絞ることで相手フォワードにスペースを与えない、そして高い身体能力でボールを奪い続ける。
こちらも粘りのディフェンスがすごい。
前半は互いにチャンスを作りつつも決めることが出来ず、両チーム無得点で終了。
拮抗した戦い。
後半はイーブンの争いから徐々にメキシコが主導権を握る展開。
しかしメキシコは試合を優位に進めつつも、アンゴラゴールキーパーのジョアン・リカルドの素晴らしいセービングもあって最後の最後で決めることが出来ない。
この粘りを攻撃に結びつけたいアンゴラだが、攻撃に移るとシンプルなパス交換をせず、常にドリブルで個人突破をはかろうとするため、簡単にメキシコの守備の網にかかってしまう。
互いにジリジリとした我慢比べが続く。
メキシコの猛攻を受け、アンゴラは退場者を出しながらも最後の最後まで得点を許さず。
結局スコアレスドローで終わる。
粘りの勝ち点1を分け合うかたちに。
いやあ、集中力の高い好ゲームでした。
この試合のヒーローはアンゴラのゴールキーパー、ジョアン・リカルドでしょう。
メキシコのシュートをことごとく跳ね返す最後の壁となっていました。
これだけの能力を持ちながら無所属の選手とは信じられないですよ。
今日の引き分けでグループDはどのチームがグループリーグを突破するのか最終戦が終わるまでわからなくなったわけですね。
どうなるか楽しみです。
本日の1曲:
『Hi』
(Psapp『The Only Thing I Ever Wanted』←CD)
→Psapp Web Site